音の代表格 SONY

昨年SONYから発売されたBluetoothワイヤレスイヤホンWF-1000XM3を筆者が使用して感じた『WF-1000XM3のここが凄い』を挙げていきたいと思います。

SONYといえばデジタル機器をはじめ、ウォークマンや音楽レーベルを代表するように、
『音に強いメーカー』としてご存じの方も多いと思います。
筆者の初めて購入したポータブルオーディオプレイヤーはウォークマン!
使用していた端末は外付けでマイクを付けられるモデルで、ICレコーダーとしても活躍し、長年愛用していました。
その後様々なメーカーを浮気しつつ、やはり原点回帰でSONYへ。

それではレビューをどうぞ

ノイズキャンセリング機能のここが凄い

まずはノイズキャンセリング機能。
「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1e」を搭載し、『業界最高クラス』と謳っているだけあり、SONYのプライドを感じさせてくれる。フラッグシップモデルとして高音質は前提に、ヘッドホンと遜色のない遮音性。
ノイズキャンセリング機能をONにすることで、周囲の騒音がスーッと消え、音楽の世界へ入りこめる。仕事や、勉強など、ここぞというときに集中する環境が作り出せるので、これだけでも買う価値が十分あるといえる。
しかし、ノイズキャンセリングが高性能過ぎて電車内でアナウンスの聞きそびれや、とっさの会話などで聞き逃しが発生したことがある人はいないでしょうか?
もう一回アナウンスしてー!と思っても、電車のアナウンスは待ってくれない。そんな時にはイヤホンをタッチ!
『クイックアテンションモード』が搭載されているので、イヤホンへタッチ一つで外音を取り込めるので、周囲の状況や、歩行中の車の気配など簡単に把握でき、その都度外す手間が省ける。
また専用アプリを使用すれば、20段階で外音の取り込みレベルを調節できるので、状況に応じた使い方が可能。
そして何より嬉しいのが、歩く・止まる・乗り物に乗る、などをペアリングしているスマホのセンサーが読み取って自動で調節してくれるのが大変ありがたい。

バッテリー容量のここが凄い

普段皆さんは、イヤホンをどのくらい連続使用していますか?
通勤時間、WEB会議などで長くても3~4時間くらいではないでしょうか。
本製品は、ノイズキャンセリングをONで使用しても6時間とロングバッテリーで使用できる。
6時間あれば新幹線で東京―博多間の移動ができてしまうし、北に向かえば、新函館北斗駅まで行ける、というくらいロングバッテリー。しかもその移動中はノイズキャンセリングで、自分の時間を集中できるすばらしい時間。
もう一つ嬉しい機能として、フル充電をし忘れてしまっても、10分の充電で90分の再生が可能。
うっかりしてしまう身としては大変喜ばしい。SONY、いや、SONYさんありがとう!

アプリ連携のここが凄い

専用アプリ『Headphones Connect』と連携すると左右のイヤホンのタッチ機能を詳細に設定できるので、オリジナルイヤホンを作りだせる。
ノイズキャンセリング機能でも触れたが、歩く・止まるなどの際の動作設定や、イコライザーで好みの音質にカスタマイズもでき、さらにSiriやGoogleアシスタント、AmazonAlexaのボイスアシスタントの連携も設定可能。
一度ペアリングさせておくと、ケースから出すと自動で接続されるので、時間効率が格段に上がる。

『デザインのここが凄い』

SONYといえば、デザインも素晴らしい。スタイリッシュで持っているだけで心躍る製品が多い。
本製品の充電ケースのデザインは、プラチナシルバー×ゴールド、ブラック×ピンクゴールドの二色展開。つや消し加工により色味が抑えられラグジュアリー感がありつつ、男女問わず持ちやすいカラーリングになっている。
そしてイヤホン本体。初めて完全ワイヤレスを使う人によっては使い慣れるまで装着練習が必要な場合があるが、イヤーピースが7種類付属しているので、左右でサイズを変えることも出来、自分の耳にフィットするものを探し出せる。

イヤホンを充電するときに装着向きを間違え蓋が閉まらない…という経験はないでしょうか?充電ケースにはマグネットが内蔵されているので、正しい位置に収まるという、痒い所に手が届く設計がされています。


そして、なんといっても完全ワイヤレスなのも◎
イヤホン購入を検討する際、ネックバンド型でも優秀な製品は多いので悩みがちなのだが、個人的には長時間首にかかっていると意外と違和感が出てきてしまうし、首を動かしたときにイヤホンが引っ張られてしまい、その都度ネックバンドごと正しい位置に直す作業を何度も経験したことがある。その点、本製品は完全ワイヤレスなのでズレを気にすることなく快適に使用できる。

気になるサイズ感ですが、人によっては充電ケースを大きく感じる人もいるかもしれませんが、鞄を持って移動する人であれば問題ない大きさではないでしょうか。

唯一残念な点は防水・防滴加工がされていないということ。
雨の日や汗に弱く、水濡れには注意が必要である。スポーツ中に使用したいと考えている方は、残念ながら再考が必要です。

受賞歴

実は、本製品は2020年度だけで以下4つを受賞しています。これらの各賞は販売台数だけでなく、評論家やプロに選ばれ受賞できます。
4つを同時に受賞できる製品は他に類を見ないのではないでしょうか。

BCN Award 部門最優秀賞 2020ヘッドホン・イヤホン(ワイヤレス)
VGP 2020 SUMMER 金賞  Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン/ノイズキャンセリング(2.5万円以上3万円未満)
VGP 2020 金賞  Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン/ノイズキャンセリング
VGP 2020 ワイヤレス大賞

まとめ

『WF-1000XM3のここが凄い』いかがでしたでしょうか。筆者が感じた、SONYの音と技術への探求。そしてところどころに感じられるエンドユーザーへの配慮。
本製品はフラッグシップモデルとして、高価な買い物になってしまうと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、その分、価格を上回る経験が出来ると思っています。

是非ご自身の耳でも、ハイクラスの音を体感してみてください。

ソニー公式ホームページ:https://www.sony.jp/headphone/products/WF-1000XM3/
ソニーストア:https://pur.store.sony.jp/headphone/products/WF-1000XM3/WF-1000XM3_purchase/