啄木鳥探偵處が、文京区のコラボで帰ってきた!
2020年4月~6月まで放映されていた啄木鳥探偵處が、作品の舞台となった文京区でスタンプラリーとして帰ってきました。
筆者が実際に回ってきました!!
スタート
文京シビックセンター1F
シビックセンター正面に入ると、石川啄木と金田一京助がお出迎え。
啄木鳥探偵處の相関図や、スマホDEスタンプラリーの特別案内図が展示。
ここにしかない特別ポスターも!
そして石川啄木役の浅沼晋太郎さんのサイン色紙も展示。
さぁ!出発!!
1か所目 文京ふるさと歴史館
所在地:文京区本郷4-9-29
シビックセンターより徒歩10分くらいの場所にありました。
平成3年(1991)4月開館。
文京区は弥生土器命名の地として知られるとおり、古くから豊かな歴史をもっています。
江戸時代には武家地・寺社地・町屋などが発展し、独特の産業や文化を形づくってきました。
明治時代には東京大学をはじめとする多くの学校がつくられ、さらに森鴎外や樋口一葉など著名な文人たちが活動の拠点とし、文教のまちの礎を築きました。
文京ふるさと歴史館では、文京区の歴史や文化財をあらゆる世代の方に伝え、触れてもらい、郷土に対する愛着や関心を深めるお手伝いをいたします。
引用元:文京ふるさと歴史館
手あぶり火鉢の中から誕生したキャラクター「ブンタ」が、展示案内や展示パネルに登場します。
2か所目 鳳明館
所在地:文京区本郷5-10-5
築100年余りの登録有形文化財。現在も宿泊することが可能。
以前某テレビ番組で女性芸人が特技を習得するまで泊まっていた記憶があります。
文京ふるさと歴史館から10分ほど歩くとありました。住宅地の中に突如現れる鳳明館。
荘厳な雰囲気に情緒ある外観。タイムスリップしたかのような感覚を味わえます。
そして、鳳明館から5分程歩くと、石川啄木や金田一京助が下宿していた蓋平館別荘!!!(文京区本郷6-10-12)
蓋平館別荘(後の太栄館)は2014年に閉館し、残念ながら現在は建物自体が取り壊され綺麗なマンションになってしまいましたが、歌碑がありました。
『一握の砂』の巻頭の歌「東海の小島の 磯の白砂に 我泣き濡れて 蟹とたはむる」
マンションやビルが立て込んでいますが、石川啄木が蓋平館別荘に入居した際、富士山が見えると喜んでいたように、当時この坂上からは富士山が望めたのだと思います。
第一首、第十二首で京助が坂を上り蓋平館別荘に入っていくのが印象的です。
3か所目 白山神社
所在地:文京区白山5-31-26
蓋平館別荘跡地から春日へ戻り、都営三田線で白山駅へ。白山駅A3出口からすぐにありました。
6月の梅雨の時期には白山神社境内から白山公園にかけて「文京あじさいまつり」が開催され、約3,000株の紫陽花を見に、数多くの人が訪れ賑わいをみせます。
次は紫陽花の季節に来てみたい!!
4か所目 夏目漱石旧居跡(猫の家)
所在地:文京区向丘2-20-7
白山駅からキンモクセイやローズマリーの香りを感じつつ徒歩10分程。
第三首、第十首に登場する夏目漱石。
こちらは夏目漱石が「吾輩は猫である」を執筆した際に住んでいた跡地です。
小説名にちなみ、『猫の家』と表されているところも面白いですよね。
いました!とても精巧な猫が鎮座しています。
この写真の他にもう一匹近くにいるので、是非ご自身の目で確認してみてください。
5か所目 文京区森鴎外記念館
所在地:文京区千駄木1-23-4
第一首で登場した森鴎外。
夏目漱石旧居跡から歩いて10分ほどの場所にありました。
森鴎外が半生を過ごした文京区千駄木。鴎外の旧居「観潮楼」の跡地に記念館が建てられています。
観潮楼は鴎外の没後しばらくして借家になり、昭和12年に失火により母屋の大部分が消失。昭和20年には戦火により、胸像、銀杏の木、門の敷石、三人冗語の石以外は全て消失。
平成24年には現在の文京区立森鴎外記念館になりました。
6か所目 湯島天満宮
所在地:文京区湯島3-30-1
都営三田線 白山駅から千代田線に乗り換え湯島駅へ。
学問の神様として知られる藤原道真公を祀っている為、受験シーズンには沢山の受験生が合格祈願に訪れます。
また、境内の梅の木は有名で、2月には「文京梅まつり」が開催されます。
「コトンッ」「カサカサ」「コンコン」
音のする方を見てみると、足元に無数の銀杏が。鳥居すぐのイチョウの木から落ちたようでした。
子供のころは気にもしなったものでしたが、人生で初めて『秋の音』を実感しました。
さて、本殿裏手の切通坂を左に少し進むと、ここにも石川啄木が詠んだ歌碑がありました。
「二時おきに 夜の一時頃に切通の坂を上りしも 勤めなればかな」
啄木が毎日新聞社に勤務していたころ、夜勤に通った道とされています。
ということで休憩!!!!!
【番外編】昼食!
昼食にお勧めされた茶房松緒さんに行ってきました。
湯島天満宮の真ん前、20秒ほどに位置しています。
カウンター、テーブル、小上がりがあり、温かみのある照明で落ち着いた雰囲気です。
お昼は「おばんざい手まり膳」にしました。
5種のおばんざいと10種の手まり寿司に、手まり寿司の中央にはミニいくら丼、茶わん蒸しに御御御付。
手まり寿司は魚介だけでなく、いぶりがっこや椎茸煮が乗っており、見た目が華やかなだけでなく様々な味が楽しめます。
おばんざいも食べやすサイズ、量で性別問わず喜ばれそうです。
食後のデザートにミニあんみつも。
取材をした日はとても蒸し暑かったので、ひんやりした寒天とフルーツに、坂道を歩き続けた体にひと時の清涼感。
あんみつのフルーツは季節によって変わるとのことですが、この日はキウイ、梨、巨峰、シャインマスカット。秋の気配を全身に感じました。
メニュ―は他にも、「昼膳」、「紅白海鮮ちらし膳」、和では珍しい「アフタヌーンティーセット」もありました。
デザートもあんみつやぜんざい、わらび餅も種類豊富で目移りしてしまいます。
また、ドリンクメニューも豊富で、薄茶用の抹茶として最高ランクの『和光』を使った「特選抹茶 和光」(生菓子付き)もあるので、お昼ご飯だけでなく、休憩にもうってつけの松緒さん。高級感漂う店構えに緊張しますが、中に入ってしまえば気構えることなくゆったりと過ごせました。
茶房松緒
〒113-0034東京都文京区湯島2-33-11 岡田ビル1階
TEL:03-3834-3883
https://sabomatsuo.com/